単語帳をバカ正直に使うな。恐ろしい弊害とは?

EIKOです。

最近
「英検1級 でる順パス単」という
単語帳を買いました。

こちらの記事にも書いたのですが
英検1級を受ける人
全員が使ってるんじゃないか、
という有名な単語帳です。

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ちなみに単語帳を使うときの注意点として
初心者の時点では

「英単語→日本語訳」

と、いう見方で良いんですが

中級者以上になったら
あまり日本語訳は、見ない方がいい
というのがあります

見ないというか、
頼りすぎない方がいいんですよね

なぜなら「翻訳頭」になっちゃうからです。

中級者以上になったら、
英語は英語で理解すべきなので
できるだけ日本語は介さずに

=========
英単語は英語のみで理解する
=========

ってことをした方がいいです。

英検1級を受ける人なら
このやり方ができない状態でやっても
あんまり受ける意味がないというか

英英辞書で
言葉の意味を理解するのが苦痛…

という人は、
まだ英検1級を受けなくても
良いんじゃないかなと思います。

就職や昇進のために、
どうしても1級が必要
っていう人は仕方ないですが、

「英語レベルを上げるために→1級の勉強」

ではなくて、

「英語レベルが既に高い→1級にも合格するよね」

という順序の方が楽だからです。

で、話を戻しますね。

購入後、毎日読み物感覚で
パラパラめくっていたら

「これヤバいだろ」

と思うことがあったんです。

それが、さっき言った
「日本語訳」の部分です。

例えば、
”resurrection”という単語。

赤字で書かれた訳は
「復活」という日本語のみでした。

私もこの単語は初見だったので
「復活か、へぇー」
と思ったんですが、

「復活」とひとことで言っても
どんな「復活」かわからないじゃないですか?

・お風呂にゆっくり浸かって、体力復活~!
・ちょっと体調を崩してたけど、もう復活しました
・低迷していた日本経済が、復活する

とか、復活っていっても
いろいろありますよね、日本語でも。

で、この単語を英英辞典やら
いろんなもので調べたんですね

その結果がこちら↓

Cambridge Dictionary

the act of bringing something that had disappeared or ended back into use or existence

ChatGPT

The word “resurrection” means when something or someone comes back to life after being dead.

Gemini(GoogleのAI:旧Bard)

Resurrection has two main meanings:

1.Coming back to life: This is the most common meaning, especially in religious contexts. It refers to someone who has died being brought back to life.

2.Bringing something back: This is a more general meaning. It can refer to something being revived, restored, or made popular again after a period of decline or inactivity.

という結果になりました。

で、ChatGPTとGeminiの結果で

”dead”

つまり「死」という言葉を見て

えーっ!

ってなりました

つまりこの単語は、復活といっても
「死」からの復活を意味してます。

resurrectionは割と宗教的な単語で、
「キリストの復活」によく使われるんですね

パス単の例文にも
キリストの復活の話が書いてあります

なんですが、

「resurrection=復活」

としか覚えなかったら

この単語の正確なニュアンスや使い方って
絶対に分からないですよね?

「死からの復活」
っていうとかなり壮大です。

「お風呂に浸かって幸せ~♪体力復活!」
とかの復活とは程遠いわけですw

キリスト教って私たち日本人にとって
そこまで馴染みがあるわけじゃないので

パス単に載ってる
たった一つの例文を読んだだけでは
ふーん、としか思えないです、ぶっちゃけ。

もちろん、resurrectionは
死からの復活だけに使うわけではないですが

一般的によく使われるニュアンスを
まず理解するのは超大切です

さらにYouGlishというサイトで
resurrectionと入力して調べると
やっぱりキリストの話が大量にヒットします

ジーザス、ジーザス

ってめっちゃ言ってます。笑

だから単語帳だけで
単調な丸暗記をすると、ひどい目に遭うんですよ

学生時代の単語テストなら
「resurrection=復活」
だけで大正解がもらえますが

義務教育を卒業したら
もうこの覚え方も、卒業してください。

ハッキリ言って、
この覚え方で覚えても
覚えたことになっていません。

・英検1級に受かりたい人
・より英語を実用レベルに高めたい人

は、単語帳だけに頼らずに
正確なニュアンスをつかむ。

そのためにAIであったり
英英辞書、YouGlishなど
使えるリソースは使い倒しましょう

パス単をはじめ、多くの単語帳には
暗記のための「赤シート」がついてますが

個人的に「赤シート」って
大人の英語学習には、もう要らないと思ってます

大切なのは
「日本語訳」を覚えることじゃなく
その英単語が持つイメージが
正確に頭に浮かぶことだからです

今回の単語でいえば
resurrection
と聞いて

お風呂でリラックスして
体力復活する場面ではなく

・キリストの死からの復活。
・一度死んでしまったものが甦る。

そういったニュアンスの「復活」が
頭の中でイメージできて初めて
その言葉を理解したことになります

キリストが十字架に架けられた
ところから復活してる宗教画とか
そういうのがイメージ出来たらいいですよね

A celebration: The Resurrection of Jesus
こーゆーやつ。

このように、
============
本当に使える語彙力っていうのは
単なる暗記ゲーでは増えません。
============

今回は日常ではあまり使わない
単語を例に説明したので

ちょっと堅苦しく
感じたかもしれませんが

今日の話は、
英語力を上げることにおいて
非常に大切な話です

ぜひ何度も読み直して
あなたの単語学習法を見直してみてください。

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