ネイティブ英語を聞き取れないたった３つの理由。

EIKO（＠englisheiko）です。

今日はリスニングについてです。

私が初心者だったころの悩みとして、

「教材のゆっくりな英語は聞き取れるけど
ドラマや英語のリアルな英語は全然ダメ…」

というのがありました。

これは、日本人の英語学習者の
超あるあるだと思います。

ネイティブは、教科書の音源のように
ゆっくりはっきり言ってくれないし
速すぎて何言ってるのかさっぱり。

でも、私たちが話したいのは
教科書のように読んでくれる人じゃないし
生の英語を聞き取りたいんですよね。

だから私は、いわゆる

「聞き取れるようになるための練習」

を何度も何度もしてきました。

・ひたすら聞き流し
・洋楽を聴きまくる
・シャドーイング
・Podcastで英語のニュースを聞く
・海外ドラマを字幕なし→ありで聞き取る

など。

でもどれも、イマイチな効果でした。

なんとなく

「耳が英語に慣れてきたなぁ」

という感覚があるだけで、

実際に正しく聞き取れたかと聞かれると
「You’re right.」ぐらいの短いものだけ。

正直、こんな一言が聞き取れたところで
会話できるようにはなりません。

「やっぱりリスニングって日本人には無理なのか…」

と諦めかけていたところ、

「聞き取れない本当の理由」

を知りました。

これを知ってからは、
おもしろいほど聞き取れるようになりました。

もちろん、知るだけではなく
原因に正しくアプローチをした結果です。

私は100％純日本人だし、
留学経験も一切ありません。

それでもこんなに聞き取れるようになったので
これを知れば誰でも聞き取れるようになります。

今回の記事は、
私たち日本人が「ネイティブの生の英語」を
聞き取れない本当の理由について。

また、その原因に対して
本当に効果のあるアプローチ方法を紹介します。

ネイティブ英語を聞き取れない本当の理由

「ネイティブの英語は速いから聞き取れない」

こう思っている人が多いと思います。

私もそうでした。

「もうちょっとゆっくりしゃべってよ～」と。

でも、問題は「スピード」ではありません。

早速見ていきましょう。

1．音声変化が起きるから

「音声変化」って聞いたことありますか？

少なくとも、中学や高校では習わないと思います。

音声変化とは、簡単に言うと

「音がくっついたり省略されたりすること」

です。

たとえば

This is a pen.

一番最初に習うこの英文。

isとaはくっついて発音されます。

だから

×「ディス　イズ　ア　ペン」
◎「ディス　イズァ　ペン」

あえてカタカナで書くと
こんな風になります。

これはかなり簡単な方ですが、
これがあらゆる単語同士で行われます。

基本的にネイティブたちは、

のではなく

ということなんですね。

他にも「going to」は「gonna」と短縮される
などは知らないと全く聞き取れません。

これも学校では教えてくれないですよね。

しかしこうした音声変化や短縮は、実は
私たち日本人も当たり前のようにやっています。

私たちも「おつかれさまです」というとき

「れ」の音は、

あまりはっきり言ってなかったりしませんか？

「れ」をしっかり言うと
ちょっと違和感があると思います。

それに、会社などで

すれ違いざまに、ゆっくりはっきり

「お」「つ」「か」「れ」「さ」「ま」「で」「す」

という人はいないですよね。笑

「おつかれっす」って聞こえる人すらいますよね。

私たちは日本語ネイティブだから
これに違和感を覚えません。
だから、英語ネイティブたちも
これと同じ感覚で自然と話している
だけなんですね。

この感覚を、私たちは知らないから
聞き取れないというわけです。

2．カタカナ発音で覚えているから

これも、日本での英語教育のせいなのですが
私たちはどうしてもアルファベットの発音は
カタカナで理解して覚えています。

例えば、

「th」は「サ行」「ザ行」で代用されますが、

「theater（映画館）」を「シアター」

と覚えていると一生聞きとれません。

やはり、
英語は英語の音で覚える必要があります。

3．ネイティブと同じように発音できていないから

ラスボスが、こちら。

超重要な事を言います。

自分の口で発音できない音は、
聞き取れない。

この事実、知っていましたか？

私はこれを知らなかったせいで
冒頭に書いた「聞く」ことに特化した
遠回りの練習法をしてしまっていました。

シャドーイングは声に出しはしますが
カタカナ英語でやっている限り
ほとんど効果はありません。

発音できるから、聞き取れる。

これは、超超超重要事項です。

絶対忘れないでくださいね。

聞き取れるようになるには？

原因が分かったところで、
聞き取れるようになる方法をみていきましょう。

1．音声変化を知る

先ほど述べたように
英語の「音声変化」は全て
知っておく必要があります。

• 連結
• 同化
• 脱落
• ら行化
• 弱形

主に音声変化はこの5つです。

音声変化については長くなるので
また別記事で紹介しますね。

2．カタカナ発音を卒業する

「英語の発音は英語の音で覚える」

これは、話すうえでも聞くうえでも
絶対に避けて通れません。

本気の人は、ぜひ
これを読んだ瞬間から

「カタカナ発音は卒業する」

と、宣言してください。

カタカナ発音の卒業には

• 英語の正しい音を学ぶこと
• フォニックスを学ぶこと
• 発音記号を理解すること

これが近道になります。

3．ネイティブと同じ発音を習得する

「発音できるから、聞き取れる。」

この事実を知った以上、
自分の口でネイティブと同じように
発音出来るようになる必要があります。

正直、この練習は時間がかかるし
一筋縄ではいきません。

しかし、逆に言うならば
これさえできれば本当に
おもしろいほど聞こえてくるようになります。

これを達成するために、
2で紹介した
「カタカナ発音を卒業」し、
「発音記号を把握して正しい音を理解する」
という工程が必要になる、ということです。

シャドーイングはいつやる？

私が当初やっていたシャドーイングは
ほとんど意味のないものでした。

その理由は
「正しくない音で声に出していたから」
です。

もちろん、英語特有の
イントネーションなどには効果があるため、
100％無意味というわけではありません。

しかし、どうせなら
正しい音を理解して、
自分の口で発音できるようになってから
やった方が効果は100倍
と言っても過言ではありません。

なので、シャドーイングは
以下ステップを踏んでからがおすすめです。

発音・リスニングは非常に奥が深いです。

ブログ記事では書ききれない部分もあるので
今後はメルマガでお伝えしていこうと思います。

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